2012年度昇段レポート

昇段レポート年度別見出し

茂木 幹雄

茂木 幹雄
新段位 六段
所属 栃木・群馬本部長
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
 空手修行を積み重ねながら、自分自身を見つめ直し、正していく事が大切であると思います。
そして、社会にどれだけ奉仕・貢献できるか?人の為に何が出来るか?を考え、行動が出来るよう自分自身も含め、門下生にも伝えていきたいと思っております。

「武道教育について」
 自分の身の回りに起こっている事について、良い事は他人様のお陰であると感謝し、 悪い事の原因は自分自身にあると考える事のできる人間になるようになって欲しいと思います。
 又、社会や組織の中で生きていくためには、自分勝手な行動はせず、決まりごとを守り、積極的に物事に取り組む姿勢を身に付ける事が必要です。 そして弱い者を助け味方となり、人に優しく自分に厳しく出来る人間になるよう、道場という一つの組織の中で、教育していきたいと思います。

古口 文男

古口 文男
新段位 四段
所属 栃木県中央支部長
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
 修行の目的とは…常に頭に有りながら、答えが見つかりません。
道場生に空手を続けさせる為には、それが明確に示せなければいけません。何事にも目的が有り、その為に目標を立て、その為には何が必要なのかが大切だと思います。
 空手修行は、自分を成長させる為であると思います。又、生きていく中で迷いが出た時に正しい判断が出来る、自分が強くなる事で、自分の信念を貫ける等、数え切れないほどの メリットがあり、継続している者が、身をもって実感出来るものであると思います。

「武道教育について」
 当たり前の事が当たり前でない今、武道教育は最も必要なことであり、重要であると思います。自分の事しか考えない自分勝手な人間にならない為にも、 自分の事はもちろんですが、弱い人間を守れる、当たり前の人間に育てるという責任があります。
 我々指導する側がそれを実践していかなければならないと思っております。又、それが空手修行の目的につながっていると思います。

花塚 宏樹

花塚 宏樹
新段位 四段
所属 栃木県北支部長
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
 一言で言うと、「自己超越」であると思います。 時折、修行の道への志を忘れかけてしまうことがありますが、 空手・道場に対して逃げずに真正面から取り組む事、生徒を守っていく事、 自己超越していく事を、今後も第一義に修行していく所存です。
 坂本師範が仰る様に、上の人間が率先して事に臨まない限り、生徒は付いてきてくれません。世の中の風潮に流されることなく、自分自身を磨くための修行を続けていく所存です。

「武道教育について」
 生徒に常に諭している事は「礼節」です。武道を通じて、礼節と寛容、忍耐を共に勉強していこうと話しています。 武道教育は、日本古来の文化であり、ご先祖様から成り立つ家族構成が基本の文化であります。神仏を尊び、先祖を敬う事から武道の基本が成立したと思います。
 今、日本の文化はアメリカナイズされ、真の武道教育とは何か?を問われています。大山総裁は武道教育の真を極めるべく、極真空手を創立し、継承されてきました。 我々門下生にはそれを引き継ぎ、後世に伝えていく義務があると考え、実践していく所存です。

山本 高弘

山本 高弘
新段位 四段
所属 東京城西本部長
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
【自分自身にとっての目的】
 自分自身を律するための一つの行であると考えています。自分は、欲深く傲慢であり、非常に欠点の多い人間です。また決して思いやりのある人間であるわけでもありません。 しかし、空手と出会ったことで、謙虚さ・思いやり・協調性・努力の大切さを学ぶ事が出来ました。ただ、日常生活ではそういった大切さを忘れてしまいがちです。 ですから、空手を修行する事で絶えず「謙虚さ」「誠実さ」「協調性」の大切さを再認識し、弱い自分を成長させていく必要があると考えています。
【社会において】
 空手を修行することは決して楽ではありません。また現在、様々な武道・格闘技・スポーツがある中で、何故「空手」なのか?と疑問に思う人もいると思います。  一昔前は、入門者がほとんど若者で、入門動機が「強くなりたい」という憧れによるものでした。しかし現在は、入門者の多くが少年少女や中高齢者の方々です。 彼らは、単純な分かりやすい「強さ」を求めているわけではないと思います。 もちろん、強さへの憧れは持っていると思いますが、肉体的・体力的な強さのみを示しているわけではないと考えます。彼らの多くが口にするのはやはり「精神的な強さ」つまり 心の強さに対する憧れであり、必要性です。 この「心の強さ」を得るためには、「素手で」相手と対峙し、真正面から斗い、しかも礼節を忘れない極真空手は、人にとって非常に有効な修行の手段であると考えています。

「武道教育について」
 武道教育は以下のようなものであると自分は考えております。
1.礼儀作法を習得し、社会性を身に付ける。
2.緊急の際に自分や周りの人を守る事ができる。
3.いかなる状況にあっても、動じない強い精神力を身につける。
4.自分の主義主張を、不当な力に屈せず発言できる。
5.弱者に対して思いやりの心を持つ。
 自分はこれらを身につけるためには、武道教育が適していると考えます。 というよりも、これらの事を身につけるためには、武道教育しかあり得ないと思います。 様々な格闘技やスポーツがありますが、単純な勝負論に走るものばかりのように感じます。 又、逆に様々な宗教や哲学などがありますが、机上の空論のように感じます。 肉体・精神ともに成長させていくためには武道教育しかないという意識を持って、 武道教育者として取り組んでいきたいと思います。

石井 哲也

石井 哲也
新段位 参段
所属 神奈川県本部長
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
 私にとっての空手修行の目的とは、物事に対して決して背を向けずに、前向きに取り組む姿勢を身につける事です。修行を積み重ねていく中で、常に平常心を保つ精神を養い、又、自分自身の弱いところを見つけ、そこから逃げずに踏み出す努力をこれからも続けていきたいと思います。

「武道教育について」
 武道を通じ、物事をあきらめない精神を身につける事が大切であると思います。 又、自主性・協調性を学び、社会に貢献する事、すなわち人の為に何が出来るか、考え行動できる人間に導いていけるよう、教育者として取り組んでいきたいと思っています。

赤羽 晋

赤羽 晋
新段位 弐段
所属 東京城南本部長
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
 暑い時寒い時も、辛く苦しい稽古の中で、顔色を変えずに歯を食いしばって前に出る時、人は「気」を発する事が出来ます。この「気」を養っていくことが、空手修行の目的であると思います。 気を発する事で、物事の善し悪しを敏感に感じ取り、いざという時にしっかりと向き合っていく事が出来る人になりたいと思います。

「武道教育について」
 辛く苦しい稽古(修行)の中で身に付けた「気」をもって、先輩・後輩や子供達と共に稽古をする事で、お互いの気を感じ取る事が出来ます。 互いの気を感じ取りながら、互いに高め合い身に付けていく事は、とても大切であると思います。 特に苦しい稽古を自分から進んでやる事で、皆が気を発します。その気を持った人間(大人)に教え導く事が武道教育であると思います。 その為には、自分たち黒帯が稽古を邁進し、日々努力し続けていく事が、何よりも大切であると思います。

桑原 浩之

桑原 浩之
新段位 弐段
所属 佐野中央同好会責任者
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的」
 心と体を鍛える事で、自分の中の弱さが見えてきます。その弱さに対して、勇気を持って立ち向かっていける強い自分を育成する事が目的だと思います。 そして、ただ単に強いだけではなく、お世話になっている方々への感謝の気持ちを忘れずに、義理と人情のある人間でいられるよう、考え方を向上させ、社会に貢献していけるよう努めていきたいと思います。

「武道教育について」
 人の痛みの分かる人間、義理と人情のある人間を育成していく事が大切だと思います。 厳しい稽古を反復継続していけば、人に危害を加える様な人間にはならなくなると思います。 特に子供に関しては、受けの練習に時間をかけて習得させ、恐怖心を和らげる事で、心に余裕が持てます。心に余裕があると、人の痛みが分かるようになり、感謝の気持ちも芽生えてきます。感謝の気持ちがあれば、人を許すことのできる人情味のある人間へと成長していくでしょう。そういった人間へと導いていく事が、武道教育だと思います。

橋本 聡

橋本 聡
新段位 弐段
所属 真岡
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

昇段レポート 〜昇段筆記試験から〜

「空手修行の目的について」
 日頃の稽古を続ける事で、心身共に鍛えていくことが目的だと思います。試合で勝ちたいから稽古するのは当たり前ですが、辛い稽古や普段では味わえない緊張感を 体験する事により得たものを、普段の生活に活かす事が大切だと思います。辛いことや困難な事に直面した時に、それを乗り越えられる精神力を、空手を通じて 養っていきたいと思います。空手を通じ感じることは、人とのつながりが大切だという事です。よく自分との戦いだと言いますが、やはり一人では何も出来ません。 稽古も仲間がいるから頑張れるし、試合では特に仲間の応援が大きな力になります。仲間の大切さを感じ、思いやりの心をもつ事も大切だと感じています。

「武道教育について」
 空手を始めた時、ただ自分が強くなりたい…それだけでした。試合に出る子供たちを見ていると、どうやったら強くなれるか、試合に勝つためにはどうしたらいいのか、 勝つか負けるか…そればかりに目が行っている気がします。それよりも、空手を始めて物事に対して前向きになった、挨拶ができるようになった、 人に優しくなった、明るくなった等、そういうことの方が大切だと思います。その事を、一人でも多くの人に伝えていけるよう、心がけていきたいと思います。

遠藤 智輝

遠藤 智輝
新段位 初段
所属 西那須野
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 この度は昇段審査を受ける機会を与えて下さり、誠に有難うございました。
 極真空手に出会ったのは、約9年前の事です。最初は子供に強く育ってほしい気持ちから、二人の子供と共に入門しました。私はついでに入り運動不足を解消する位の気持ちでした。稽古も子供に合わせ週2回通いました。しかし稽古を続けていると、出来なかった型、先輩達に付いていけなかった移動稽古、痛い思いをしたスパーリングなどが段々と出来る様になり、 空手が楽しくなっていきました。怪我で稽古が出来ない時は、子供の稽古を見ながら、型を覚えたりして続けてきました。
 そんな私が昇段審査を受けるまでになれたのは、道場の仲間達が夜遅くまで稽古に付き合ってくれた事や、休みが続く時に花塚先生から電話を頂き、 道場に足を運ぶように気を遣って頂いた事など色々あります。皆様のおかげで、私はここまでこれたのだと思います。
 昇段審査では、型や10人組手など満足いく内容ではなく、心が折れそうで自分の未熟さを自覚するものでした。
 今後は、日々の稽古に課題を持って黒帯として恥ずかしくない人間になるつもりです。応援して下さった先生方、道場の皆様に恩返しが出来るように頑張っていきます。ありがとうございました。

坂井 悟

坂井 悟
新段位 初段
所属 武蔵小山
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 この度は昇段審査の機会を頂きました事、心より感謝申し上げます。
 極真空手に入門したのは、今から約20年程前です。怪我も多く波乱万丈な空手人生でした。 平成16年3月に稽古で飛び後ろ蹴りを受け損ね、下額骨折により全治3ヶ月の怪我を負った事を機に、音楽の勉強に入ってしまいました。もう二度と極真の道着に身を包む事はないだろう。 そして二度と黒帯を取る事はないだろう。
 そんな思いの中、約6年が過ぎてしまいましたが、去年の8月に土曜日のライトクラスで稽古に戻る事を決めました。6年ぶりの稽古は厳しかったですが、坂本師範を始め、 武蔵小山道場古谷指導員や、たくさんの仲間に支えられながら乗り越えてこれました。また空手から離れている6年の間、北久保忠さんや厚さん、山本先輩や高津さん、  よく飲みに誘って頂いた事など、本当にたくさんの方々に支えられながら今日まで歩いてこれました。
 当日組手の相手をして下さった方々や、武蔵小山道場・田町道場で10人組手の練習に最後まで付き合って下さった方々、たくさんの坂本ファミリーにこの場をかりまして、心から感謝申し上げます。 そしてこれからも、共に歩んで行けます事に感謝しながら精進してゆく次第でおります。押忍

小林 史芳

小林 史芳
新段位 初段
所属 田町
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 昇段審査を受けさせて頂き、ありがとうございました。坂本師範、道場の先生、先輩、皆様方のご指導、ご協力によって合格する事ができて感謝しております。
 11年前、極真空手を始めてから黒帯に憧れていました。いつ昇段できるのかはあまりにも漠然としていて、絶対に黒帯になってやるという気概が足りなかった様に思います。 組手稽古では自分より強い相手になると力んで縮こまってしまい、全く組手になっていないこともあったり、仕事で忙しくなると稽古に出ない事もありました。ただ、坂本師範からよく「同じ所にいつまでも留まっているのではなく、一歩前に出なきゃだめだ」と言われた事が自分の心に響いていました。
 一歩前に出る事を意識して黒帯になりたい、取りたいと思い、継続的に稽古をして昇段審査に挑戦しました。1級審査の時、2人組手でヘロヘロになっていたのが、今回は10人組手を完遂する事ができ、自分の変化を実感することができました。覚悟を決めて継続的に努力すれば、何事も実現可能であることを実感しました。また、苦しい、痛いと感じましたが、この辛い状況を自分で乗り越えないといけない大切さを知りました。稽古でも辛い時にさらに自分を追い込み、辛い状況を乗り越えるために稽古をしているんだと感じました。
 困難は空手に限らず仕事や人生でもたくさんあると思います。しかし、空手を通じて学んだ事を活かし、困難にぶつかり乗り越えて精進していきたいと思います。

田原 佳郎

田原 佳郎
新段位 初段
所属 田町
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 昇段審査を受けるにあたり、機会を下さった坂本師範に心よりお礼申し上げます。それと共に、指導して頂いた沢山の先輩方、一緒に稽古していただいた道場生の皆様に深く感謝致します。
 自分は以前にも空手と接する機会はありましたが、テレビで見たことのある迫力あふれる空手と異なるためにすぐに興味を失いました。それから年月が経ち、仕事に追われる日々を 繰り返しているときに、ふと極真空手に入門したいと思いました。しかし、その時にはもう40歳を過ぎており、若くはない自分に不安を感じていました。 田町道場へ入門してみると体力のなさで毎回フラフラでした。先輩方は怖いし、あちこち痛いし、とても辛いので道場へ向かう足どりが重かったのを覚えています。 また、足を引きずり会社へ向かう際に、なぜ空手をやるのかと自問自答したこともありました。そのような時に自分のルールを決めました。「好きで始めたのだ、何があっても絶対にやり続ける」 以来、稽古できない理由を作らないこと、先生や先輩のご指導を全て受け入れることを心がけました。
 昇段審査を終えて坂本師範をはじめ諸先輩方から多くのものを頂いたことや、支えてくださったことを痛感しました。これからは黒帯の末席を汚さない様に稽古を重ね、微力ながらも坂本道場のお役ちたいと思います。

石槻 博孝

石槻 博孝
新段位 初段
所属 田町
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 昇段審査の際、坂本師範より 「黒帯は私だけが認めるものではない。道場にいる皆が認めるものだ」とのお言葉を頂戴しました。従いまして、まずは、坂本師範、尾谷師範、山辺先生、10人組手のお相手をいただいた皆様、審査会のお手伝いをいただいた皆様、そして全ての道場生の皆様に厚く御礼を申し上げます。
 思い返しますと、仕事や私生活において閉塞感を感じていた時、たまたま会社の近くにあった田町道場に見学に参りました。すると坂本師範より「明日も稽古がありますから、よろしければ体を動かせる準備をもって是非いらしてください」とお声掛けいただきました。お言葉に甘えて翌日お邪魔しますと、その日は帯研の日で、ミット打ち、スパーリングを激しくやる皆様を拝見し、正直「こんなこと自分に続けていけるのだろか」と思ったのを今でもはっきりと覚えております。しかし、初心者の私を快く受け入れて、従来「極真をやっている人」というイメージからはいい意味でかけ離れた皆様と接し、「この世界に飛び込んでみよう」と思いました。
 しかしいざ入門してみますと、日に日に「怖さ」が増していきました。最初の試合では、上段廻し蹴りをくらい、その衝撃に驚きました。しかし、その時、坂本師範より「きつかったですか?でも、社会で生きていれば、もっときついこと、厳しい壁にぶつかることがないですか?なんで空手をやって大の大人が殴りあって、蹴りあって、痛い思いするか。そういう厳しさに立ち向かえる一つの助けになればいいと思ってるんですよ。そういう気持ちをもってやってみてください」とお声掛けいただきました。そのお言葉を伺って、心新たに稽古に励もうと思いました。その後も稽古きついな。もう無理かなと思う度、師範、山辺先生を初めとする諸先輩の皆様より厳しくも暖かい励ましのお言葉をいただいてここまで続けることができました。
 しかし、これからは黒帯を締める。という責任があると考えております。私が支えていただいたように、きつい、厳しいと感じている道場生がいれば、今度は私も支えになりたいと思います。その為に、これからも精進、精進だと思っております。どうか今後ともよろしくお願い致します。

カマール 志穂

カマール 志穂
新段位 初段
所属 港北
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 空手の道を選んだ者は、何事があろうと冷静に押忍の精神で受け入れることを求められます。道半ばの私には、まだ達することができない領域です。昇段審査の筆記試験は難題でした。“人のためにしていること、日頃心がけていることがあったら述べよ”と問われ、足りない時間の中でなんとか書き上げたものはお粗末な内容でした。それをそのまま昇段レポートにすると聞かされた時、未熟な私は大いに焦りました。結局は杞憂にすぎず安堵の胸を撫でおろしましたが、今一度、審査の課題に取り組む機会を与えられたつもりで、これを昇段レポートとさせて頂きます。
 “人のためにしていることは何か?”と問われて、「自分は人のためにこんなことをしています。あんなこともしています。」と指折り数えて答える人がいたら、私なら敬遠します。そもそも“人のために”と自ら口にした途端、そのこと自体が虚無に変わる気がしてなりません。“人のためにしていること”というのは、受け取る側に認められて初めて価値が生まれるものではないかと思いますし、“人のために”と断りながら、実は全ての行いはいずれ己に返ってくることを、年を重ねた人ならば誰しも承知しているはずです。そして、ある程度人生経験を積んだ人間なら人生には転機が訪れることも知っています。
 国際結婚をしたことで、私は大きな転機を迎えました。異文化の中で日本人としての自分を見つめる機会を得たとき、自分は紛れもなく日本人であるのに、それを矜持できる確固たる文化を持たないことに焦り、愕然としました。帰国後は何か“道”を究めたいという思いに駆られ、空手の道に飛び込みました。
 白帯を初めて締めた日に、いつかは黒帯をと心に決め、その後の7年間は坂本師範始め諸先輩方の教えを自分なりに理解し稽古に励んできたつもりです。入門当初はゴールだと思っていた黒帯ですが、その後それは新たなスタートであることに気付きます。黒帯を目指して先輩方の後ろ姿を追って来ましたが、振り返れば、長い年月の間に私の後ろにも続く人たちがいました。私が先輩方の生き様を手本とさせてもらっているように、私の後ろ姿を追いかけてくれる人がいるならば、私はその人のためにも自分のためにも歩みを進めていきます。昇段を新たな転機と捉え、自分に恥じない人生を送るため、今後も精進してまいります。
2012年11月18日

戸叶 龍也

戸叶 龍也
新段位 初段
所属 野庭
昇段審査日 2012年10月28日(日) 
審査会場 港北道場
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 空手を始めたのは幼稚園に入る前のことでした。最初は、痛くて辛くて、行きたくないと泣き叫んでいました。しかし、初めて出場した試合で、なんと優勝してしまいました。その後も何回か優勝するうちに、嬉しくてもっと頑張って練習しようと思うようになりました。
 小学校に上がって、3年生位になると試合で勝てなくなり、また、辞めたいと思う様になりました。仲の良い友達が皆、サッカーを楽しそうにやっていたので、僕もサッカーをやってみたいと思うようになりました。そんな時、母に空手かサッカーか選ぶように言われました。今は、あの時にサッカーと答えなくて良かったと思っています。
 その後、一生懸命練習して、また試合で優勝する事が出来ました。6年生では、全国ジュニア大会のポスターに載せて頂き、その大会で優勝を収めることも出来ました。 気が付くと僕は中学生になり、空手を始めてから丸9年がたっていました。今日に至るまでの月日が、長かったのか短かったのか分かりませんが、ついに黒帯を手にすることが出来ました。とても嬉しかったと同時に不安もありました。本当に自分が、黒帯らしい行動ができるのか、黒帯を持つ資格があるのかと・・・
 どれだけ考えてみても、僕にできる事は唯一つだけです。いつでも一生懸命、今までより更に一生懸命稽古に励む事です。僕が黒帯を持てたのは、坂本師範、諸先生方、ともに頑張ってきた仲間のお陰だと思っています。これからは、今まで教わってきた事を、後輩たちに教えていきます。
 坂本師範、諸先生方への感謝の気持ちを忘れる事なく、更なる精進に努めたいと思います。

初一 剛

初一 剛
新段位 五段
所属 南越前
昇段審査日 2012年10月21日(日) 
審査会場 福井県立武道館
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 この度、昇段の機会をいただき、坂本師範をはじめ関係各位に改めてお礼申し上げます。また、審査当日多くの道場生の皆さんにもご協力をいただき、何とかやり遂げることが出来ました。本当にありがとうございました。
 自分たち坂本派福井のメンバーは、諸般の事情により、坂本師範の下で修行させていただくことになったのですが、移籍当初は、年齢的なこともあって「もう連続組手をすることはないだろう」くらいの思いしかありませんでした。しかし、坂本師範の常に実践される姿勢を目にするにつれ、「自分自身更に上を目指して行きたい」という思いが大きくなっていきました。今年に入って、お話をいただいてから、現役選手以上に時間をかけて体作りをしなければと思い、走り込みや筋トレ、打ち込みなどを徹底的に行ってきました。
 審査当日は、自分が思っていた以上に動けず、3人目当りで、「ほんとに五十人出来るかな」「長いなあ」という思いばかりが先行し、まったく不甲斐無い内容でした。 しかし、多くの皆さんの支えがあってこそ廻ってきたチャンスでしたので、自分にとっては非常に有意義な審査だったと思います。
 坂本師範から頂いた「空手道の稽古を行う意義」という課題でも書かせていただきましたが、自分は武道に終着点はないと思っています。日々の修行の中で、技を研鑽し、 術理を身につけ、時には修正するという作業を繰り返し行いながら歩んでいく過程こそが武道の本質だと思います。 今回の審査も最終目標ではなく、一つの通過点として、今後もっともっと修行に励んで行きたいと思います。押忍

山口 謙吾

山口 謙吾
新段位 四段
所属 福井県本部丹南支部長
昇段審査日 2012年10月21日(日) 
審査会場 福井県立武道館
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 極真空手を始めて26年が経ちますが、入門当初はただ肉体的な強さを追い求めて稽古をしていたように思えます。1年、2年と稽古を続けていくうちに帯の色が変わり、大会にも出場するようになると、肉体的な強さだけでなく、精神的・人間的な強さも欲して稽古に参加している自分がいました。
 一般社会に出た時に空手で培った精神的・人間的強さが全て活かせたとは思いませんが、社会生活を送っていく上で何度極真空手で得た極真精神に助けられたかわかりません。 今は若い頃には感じなかった子供達と一緒に稽古できる楽しさ、成長を見守れる喜び、壁を越えた時に見せる笑顔、結果が出なかった時の悔しさを共有できる事が今の自分の生き甲斐になっています。何も打ち込める事がなく、生き甲斐をなくしている多くの同年代の人達を知っているので、自分がいかに恵まれているかを日々実感しています。
 年々歳を重ねて体力的には厳しくなっていくと思いますが、坂本代表師範の背中を追いかけ、自分の生徒達にも自信をもって背中を見せる事の出来る極真空手家になっていきたいと思っています。 これからは自分を育ててくれた極真空手を通じて社会貢献をしていき、青少年育成に力を注ぎ、微力ながら極真会館坂本派の一員として組織に貢献して、今まで諸先輩方から受けた恩を生徒たちに返していきたいです。
 今回の連続組手は決して満足のいく内容ではありませんでしたが、今現在の自分の実力を知る良い機会になりました。そして審査までの不安な日々、同じ目標に向けて稽古をして下さった初一先生・細井先生・中川先生、審査の時に大きな声援を送ってくれた道場生・保護者の方々、またこの度、昇段審査を受審させていただくチャンスを与えて下さった坂本代表師範、川口本部長、本当に有難うございました。

中川 和英

中川 和英
新段位 弐段
所属 福井県本部嶺南支部長
昇段審査日 2012年10月21日(日) 
審査会場 福井県立武道館
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

「空手道研鑚の意義と目的」
 空手道を選び日々稽古をしているのは、単純に強くて逞しい男になりたいという願望からです。男に生まれたからには強く、そして粋に生きていきたい。そのためには厳しい鍛錬と稽古を全力投球でやり続けること、また空手だけにあらず、普段から私生活、仕事においても全て100%の力を出し続けること。その積み重ねで一歩ずつ成長することができる。厳しく困難な状況でも100%の力を出し乗り越えれば、一つ段階が上がり、新しい自分に出会えると考えています。
 また現在自分は、支部長であり、道場責任者であり、黒帯であります。「先生」であるからには、道場生に対し常に背中を見せなければなりません。坂本師範が常に言われていることです。坂本師範は今も尚、現役であり、世界で戦っており、70人組手も完遂され、皆の先頭に立っておられます。私も師範を見習い、口先よりもまず行動し、背中で示す指導者になりたいと思います。そのために、いつも新たな目標に向かい挑戦し続け、先頭に立って日々の稽古をしています。
 大山総裁のお言葉「千日をもって初心とし、万日をもって極みとする」からしますと、私はまだ13年目ですので、初心者であり挑戦者です。万日すなわち30年、空手の道に身を置き、30年で自分が本当に極真空手の本意を理解し、それを示せるかを目標とし、これからも100%の力を出しきる様に稽古し、指導していきます。また「頭は低く目は高く、口慎んで心広く、孝を原点とし他を益す」すなわち、謙虚であるが目標は高くもち、他人の悪口を言わず心を広くして、親孝行を原点とし、他人や社会に貢献する精神を皆がもてば戦争が無くなり、世界平和が訪れることを信じ、その精神も伝えていきたいと思います。押忍

細井 恵治

細井 恵治
新段位 弐段
所属 武生道場責任者
昇段審査日 2012年10月21日(日) 
審査会場 福井県立武道館
黒帯授与日 2013年2月3日



昇段レポート

 はじめに、今回特別昇段審査会という機会を与えて下さいました坂本師範に御礼申し上げます。また昇段を勧めて下さった川口本部長、先生方、ありがとうございました。
自分が入門したのは、もう20年前になります。現在責任者をさせて頂いている武生支部を川口本部長に紹介して頂き入門しました。最初は、稽古についていくので精一杯でしたが、 ついていけるようになると自然と大会を目指す様になりました。指導もさせて頂くようになり、空手道について深く考えるようになりました。時によって考え方も変わり、 空手を通じ成長することができたと感じています。空手に対する意識も、スポーツ競技的なものから、武道に少しずつ変わってきました。まだまだ未熟な若輩ですが。 でも未熟と感じるからこそ、20年たった今も稽古が楽しく、向上心が衰えることが無いのだと思います。
 空手を通じ、人間的に成長し前向きになれました。たくさんの方と知り合うこともできました。本当に空手をやってきて良かった。自分が指導している生徒にも、そう思ってもらえるよう、気付いてもらえる様、指導していきたいと思います。
 最後に、遠方関東より来て下さった坂本師範を始め、諸先生方、ありがとうございました。また組手の対戦相手をして下さった方、応援して下さった皆さん、ありがとうございました。押忍

河上 政弘

河上 政弘
新段位 初段
所属 宇都宮同好会責任者
昇段審査日 2012年7月1日(日) 
審査会場 栃木県北体育館
黒帯授与日 2012年7月



昇段レポート

 この度は昇段審査をお許し頂き誠にありがとうございました。
自分は32才で極真の門を叩きました。それまでの自分は道を外れた生き方をしていた気がします。そんな日々と決別するべく一心不乱に稽古をしてきました。 最初の1ヶ月で10キロ痩せたのは今でも良く覚えています。その頃不思議に思ったのですが、道場の先生や先輩方は普段笑顔で優しく接して下さるのに 何故ミット稽古やスパーリングの時はぐったりするほど殴ったり蹴ったりするのかがしばらく受け入れられなくて独り悩む日もありました。 しかしそんな日々であっても優しく接して下さる先輩や仲間に支えられて武道、痛みを知る事の意味、強さ以上の優しさ等を学ばせて頂く事が出来ました。
 空手の修行を一番に考えるにあたり失った物やかなぐり捨ててきた物も有りますが、それだけに空手に対する尊さや崇高な思い、そして無くした物以上に沢山の大切な物を得て、 学ぶ事が出来ました。
 黒帯にも意味があると思いますが、自分はオレンジ帯や緑帯等全ての色帯には意味があると思い、時間を掛けて一つ一つ帯の色を噛みしめながらやっとここまでたどり着く事が出来ました。 今回昇段させて頂いた事を境に更なる探求心を持って空手の道、武の道を学んで行きたいと思っております。師範をはじめ、全ての先生、諸先輩の皆様に少しでも近付ける様 頑張っていきたいと思います。押忍

戸澤 賢治

戸澤 賢治
新段位 初段
所属 栃木
昇段審査日 2012年7月1日(日) 
審査会場 栃木県北体育館
黒帯授与日 2012年7月



昇段レポート

 この度は昇段審査を受審させて頂き、誠に有難うございました。この場をお借りし、茂木師範、福富先生をはじめ古川先生、中村先生、田村先生、川村先生、そして各道場の皆様に心より御礼申し上げます。
 今を遡ること1年前、自分は別の極真道場に所属しておりましたが、道場の方針と自分の考えが合わず、極真を辞めることを考えていました。そんな時、仕事関係で福富先生と出会い、「汗をかきに道場に顔を出して下さい。」と声をかけて頂きました。 稽古内容に驚きと懐かしさと自分の体力の無さを実感し、今まで自分は何をしていたのだろうか、このままでよいのだろうかと自分の甘さを痛感し、また一からスタートするつもりで入門させて頂きました。
 審査当日、緊張で頭の中が真っ白でしたが、基本、移動、補強、型と進み、もうこの時点で体力の限界に達していました。いよいよ最後の10人組手では、後半中段を効かされ気持ちが折れそうになりましたが、先生方、先輩方、皆様の声援により、無事完遂することができました。10人組手を通じ、厳しさとその裏にある優しさを再認識しました。 この昇段審査の日を忘れることなく、坂本道場本部、栃木群馬支部の皆様に、黒帯としての存在を認めて頂けるよう今後精進していきたいと思います。
 最後に、空手バカな自分を理解し、空手に集中させてくれる家族に感謝しています。押忍

内藤 智之

内藤 智之
新段位 初段
所属 鯖江
昇段審査日 2012年4月22日(日) 
審査会場 福井県
黒帯授与日 2012年5月



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受審させて頂き誠に有難うございました。 そしてこの場をお借りしまして、坂本師範、川口本部長をはじめ、初一本部長代行、山口支部長、中川支部長、細井先生、そして道場の各先生や先輩方、その他関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
この時を迎えるまで、本当に長い道のりでした。空手を始めた頃は全く帯に興味がなく、長年白帯やオレンジ帯で過ごしてきました。こんな私がまさか昇段し、黒帯を締めさせてもらえるとは夢にも思いませんでした。山口支部長に昇段のお話を頂いた時は信じ難い気持ちで、不安でなりませんでした。
 審査当日は、柔軟・補強・基本・移動・型と進み、最後に連続組手を行いました。柔軟から基本までは何とかこなせたのですが、移動で重心が浮いてしまったり、 回転で軸がブレてしまったりと失敗続きでした。その後の型の審査は無事やり遂げる事が出来ましたが、最後の連続組手では、緊張と不安で2人目から息が上がってしまいました。 しかし、道場の先輩や後輩たちの応援のおかげで無事完遂する事が出来ました。
 黒帯を締めてからが極真空手のスタートである事を肝に銘じ、これからの稽古では初心に返り、今回の審査で指摘された事や失敗した事を修正し、今まで以上に努力していきたいと思います。 押忍

久守 善友

久守 善友
新段位 初段
所属 武生
昇段審査日 2012年4月22日(日) 
審査会場 福井県
黒帯授与日 2012年5月



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受けさせて頂き、有難うございました。審査を許可して下さいました坂本師範、昇段の推薦をして下さった川口本部長、 初一本部長代行、指導して下さった中川支部長、細井先生、その他稽古に付き合って下さった道場生の皆様、温かいご支援有難うございました。
入門のきっかけは友人の誘いからでした。当時、空手に関して全く知識がありませんでしたが、体験で何回か参加していく中で少しずつ空手に興味を持ち 楽しく感じる様になっていました。実際入門して空手着を着た時には、気持ちが強くなった気がして辛い稽古も続ける事が出来ました。 厳しい修行を積む中で肉体的にも精神的にも強く成長できたと思います。
 入門して11年、諸先生方の年数に比べれば短いですが、ここまで続ける事が出来たのは、空手の魅力が大きかったからだと思います。
 昇段審査においては、不様なりにも自分の現状持っている力を出し切ることが出来ました。10人組手も、黒帯を取るという事の厳しさを 思い知らされながら達成することが出来ました。
 黒帯が新たなスタートとなります。入門した時の気持ちをいつまでも持ち続け今後も続けていきたいと思います。そして極真の黒帯として日々精進していきたいと思います。押忍

田村 政宏

田村 政宏
新段位 初段
所属 栃木
昇段審査日 2012年2月19日(日) 
審査会場 足利市毛野中学校
黒帯授与日 2012年3月



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受審する機会を与えて頂きまして、誠にありがとうございました。
「空手をやりたい・・・」夢見る頃を過ぎても諦め切れず、縁あって栃木道場に入門しました。 入門当初より、福富先生には大変お世話になり、熱心な御指導をしていただきました。 先生のお人柄に惹かれ、少しでも近付けるよう、精進してまいりました。 師に恵まれ、茂木師範、福富先生はじめ、諸先生方、諸先輩方にも大変お世話になっており、 ここまでこられたのも、皆様の御指導あっての事と感謝し、御礼申し上げます。
空手バカになりつつある私を理解し、空手に集中させてくれる家族にも感謝しております。
 寒い冬や暑い夏の辛い稽古、仕事の都合で稽古に行けない日のもどかしさ・・・今まで経験してきた 色々な想いを胸に、昇段審査に挑みました。独特の雰囲気の中、基本や移動、そして型がきちんと出来るか、 スタミナは大丈夫か・・・心配が尽きず緊張で一杯でした。そんな私を、沢山の方が気遣ってくれて、緊張が和らぐのを 感じました。そして、少年部の保護者の皆様の応援も心に響きました。空手を始めてから知り合った皆様ですが、 旧友のような暖かい心遣いを受け、嬉しく思いました。
 審査も進み、いよいよ組手の審査になりました。10人組手は先生方、先輩方の厳しい攻撃に精魂も限界を 感じましたが、アドバイスや声援が心強く、何とか完遂することが出来ました。決して胸を張れる内容ではありませんが、 自身の中には達成感で一杯でした。組手の相手をして下さった皆様、本当にありがとうございました。
 黒帯となり、ますます稽古にも気合が入ります。坂本道場の本部の皆様にも、存在を認めていただけるように 頑張ります。これからは自分の為だけではなく、後進の指導にも心血を注いでまいります。
「初心忘るべからず」そして今の気持ちを切らさず、頑張っていきます。押忍

秋草 学

秋草 学
新段位 初段
所属 佐野
昇段審査日 2012年2月19日(日) 
審査会場 足利市毛野中学校
黒帯授与日 2012年3月



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受けさせていただき、本当にありがとうございました。
 私は小学4年生の時に入門しました。激しい音と共に行われる色々な稽古を見た時、 自分ができるか不安でしたが、型を順調に覚えていくとその不安も消え、楽しくなっていきました。 組手が苦手な私ですが、自分で自分を励まし、昇段審査の10人組手に挑みました。
 これからは黒帯という指導者の立場に立ったことを自覚し行動しなければいけないと思っています。
 茂木師範を始め、早乙女先生、川島先生、阿部先生、津久井先生、花塚先生、諸先生方には 大変お世話になりました。感謝の気持ちを忘れずに、更に精進して、道場に貢献したいと思います。 押忍

須永 将太

須永 将太
新段位 初段
所属 足利
昇段審査日 2012年2月19日(日) 
審査会場 足利市毛野中学校
黒帯授与日 2012年3月



昇段レポート

 幼稚園から空手を始め、八年経ちました。この八年間は空手の技術を習うだけでなく、 「空手」という武道を通じて社会性や責任感など精神面も鍛えることができたと思います。 それは合宿や大会に積極的に参加したり、先生方の御指導を受け、学んできたからだと思います。 合宿では栃木本部生だけでなく、東京本部の方達との交流や稽古もあり、不安な事もありました。 大会では、大きな大会になればなる程、見たことのない強そうな選手が出場していましたが、 自分の思った以上の力を出し勝つことができた時にはすごく嬉しかったです。負けたくないという 気持ちが大会を重ねるごとに強くなっていき、大会では貴重な経験を積めたと思います。
 これらの経験が、初段審査につながったと思います。審査前は、テストや部活との両立が厳しく、 練習に行けない日が何日かありました。高学年になると練習相手も少なくなるので、 師範、先生方が直接ミットや組手、型の練習に付き合って下さいました。本当にありがとうございました。
 黒帯を締め、これからは新たな気持ちで稽古に励んでいきたいと思います。師範、先生方には言葉で言い表せない程感謝の気持ちでいっぱいです。今まで教えて頂いた事を後輩に教え、そして、自分の空手技術も向上させていきたいと思います。
 初段審査で応援してくださった師範、先生方、保護者の皆様、本当にありがとうございました。

須長 陸斗

須長 陸斗
新段位 初段
所属 足利
昇段審査日 2012年2月19日(日) 
審査会場 足利市毛野中学校
黒帯授与日 2012年3月



昇段レポート

 僕が空手を始めたのは四才の時でした。姉がやっていたのと母のすすめで始めました。 空手は、痛くて辛くて最初は嫌な気持ちでやっていました。
 小学校一年生の頃、初めて試合に出場しました。その後も多くの試合に出場して、 三年生の時に初めて優勝しました。その時は、とても嬉しくて、ほぼ毎日練習していた成果が やっと出たと思いました。その後も沢山試合に出場しましたが、だんだん勝てなくなり、 五年生ぐらいになると、あまり試合に出場しなくなり、全然勝てず、やめたいと思うときも 度々ありました。両親が励ましてくれて何とかやめずに頑張ってここまでこれました。
 空手を続けていたおかげで今の自分がいます。練習はきつかったですが、精神的にも肉体的にも 強くなれたと思います。もし途中で諦めていたら、心も体も弱くダメな人間だったと思います。 空手をやっていて本当に良かったです。
 中学に入って部活や勉強が忙しくて、やめてしまう人も多いですが、この三つを頑張ってやってきて、 初段になれた時はすごく嬉しかったです。初段になる事は、予想以上に大変で厳しかったですが、 それを乗り越えてまた少し強くなれた気がします。自分にとって大きな自信にもなりました。
 ここまで応援してくれた両親や、道場の先生方、そして師範にはとても感謝しています。 師範からも言われましたが、初段で終わりではなく、初段という名前の通り、 ここからが本当の修行の始まりなのだと思っています。感謝の気持ちを忘れずに、 これからも稽古に励んで行きたいと思います。 押忍

中村 匠

中村 匠
新段位 初段
所属 大平
昇段審査日 2012年2月19日(日) 
審査会場 足利市毛野中学校
黒帯授与日 2012年3月



昇段レポート

 昇段審査を受審する機会を与えていただきありがとうございます。 私が空手を始めたのは、年長の冬の時でした。始めた頃は何も分からずやっていて、 お腹が痛いなどと言っては下がり、座っていると寝てしまうという、 今ではとても失礼な事をしていたなと思います。でも昇級していくうちに自分の心も 少しずつ変化していきました。
小学五年生の時、いつも試合では一・二回戦で負けていた自分が、 勝ち進んでいき三位に入賞した事が大きな自信になったのだと思います。一級を受けた時は、とても辛く 苦しい思いをした審査だった事を覚えています。
 中学生になると部活動も始まり、少年部から一般部の練習に移りました。部活動の試合と重なり、 練習に行けない事もありました。二年生になり、少しずつ黒帯を意識して基本的な筋トレからやっていき、 基本、移動、型の自分の癖を少しずつ直していきました。ミットでは、スタミナをつける練習を 中心に稽古をしました。組手は怪我が多くあまり出来ませんでした。
 審査当日は、あまり緊張する事なく、始める事ができましたが、基本、移動、型と少しずつ審査が 進んでいくうちに緊張が増していきました。十人組手では、昇段審査を受けた六人の中で最後に行い、 順番を待っているうちに、不安がどんどん大きくなっていく中、自分の番になりました。 七人目位から足が張ってしまい、動くのがきつくなってきましたが、周りの方々から自分が 良く言われている「最後は心」という言葉が頭に浮かびました。そして、足が出なくなった分、 パンチを多く出して、一生懸命に動きました。十人目で技ありを取られたのはとても悔しかったですが、 最後まで完遂する事が出来ました。審査が終わってから、先生方からお褒めの言葉をいただき、 大きな達成感を得る事が出来ました。
 最後に、今までご指導いただき、稽古にお付き合い下さった先生方、道場生の皆への感謝の気持ちを 忘れずに、これからも、茂木師範の「初段は終わりではなく始まり」という言葉を胸に、 上を目指して稽古に励みたいと思います。押忍

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