2010年度昇段レポート

昇段レポート年度別見出し

大門圭助

大門圭助
新段位 弐段
所属 ベトナム道場責任者
昇段審査日 2010年10月24日(日) 
審査会場 BUMB東京スポーツ文化館
黒帯授与日 2011年



昇段レポート

 この度は昇段審査を受審させて頂きましてありがとうございました。また、坂本師範をはじめ、先輩、道場生の皆様へはこの場をお借りしてお礼申し上げます。
 1991年に極真空手を始め、早19年が経ちました。空手を始めた時は黒帯を締める事は夢の夢でありましたが、今からちょうど10年前に初段を受審させて頂き、初めて黒帯の価値を知る事が出来ました。今思うと1993年より坂本道場にお世話になったのがきっかけで空手を続けていく事が出来たと思います。もしあの時、別の道場へ行っていたら間違いなく今の自分はなかったと確信しており、ひとえに坂本師範の人柄、指導方針に改めて偉大さを感じております。
 10年前に初段を受審させて頂いた際、スタミナ面において課題が残ったものと自覚をしており、この度の昇段審査にはスタミナ作りを中心にして参りました。10年前は30代でしたが、今では40代という事もありスタミナ作りは容易なものではありませんでした。しかし、日頃より大山総裁の「継続は力なり」を信じ頑張って参りました。実はこの度の昇段審査を受審させて頂くにあたり、昨年の昇段審査を見学させて頂き、「なぜ受審しなかったのか」とこの1年間後悔をしておりました。その意味でこの度、坂本師範より受審許可を頂けた事は、最後のチャンスととらえ頑張る事が出来ました。
 しかしながら、この度の20人組手を振り返ると決して満足いける内容ではなく、むしろ恥ずかしいものでありました。特に後半はボディーを効かされ立っているのもつらい状態でした。坂本師範からは「受けて返せ」とアドバイスを受けましたが、実際は受ける事も出来ず正にサンドバック状態でした。ただ絶対倒れないという気持ちだけは持ち続け、結果として何とか20人組手を終える事が出来ました。組手中は皆様より応援、アドバイスを頂き、非常に大きな励みとなりました。
 最後に、坂本師範、先輩、道場生の皆様、この度はありがとうございました。今後も坂本道場の生徒として更に上を目指して参りたいと思います。押忍

高津章良

高津章良
新段位 弐段
所属 笹塚道場指導員
昇段審査日 2010年10月24日(日) 
審査会場 BUMB東京スポーツ文化館
黒帯授与日 2011年



昇段レポート

 この度は弐段への昇段をお許し頂きありがとうございます。
 極真空手に入門して15年、初段審査のお許しを受けた時もまさかと思いましたが、弐段受審の機会を与えて頂けるなど夢にも思っていませんでした。坂本道場に移籍してまだ間もない自分にチャンスを与えて下さった坂本師範に感謝の念が絶えません。もちろん勝田先生や組手の相手をして下さった坂本道場の皆様、そして笹塚道場の仲間達、夜な夜な型を教えてくれた友人、両親、家族にも感謝の気持ちで一杯です。そして自分が極真空手を続けてこれたのは何より山本先輩の存在があったからこそで本当に感謝しております。
 この感謝の気持ちを忘れず生涯修行!何事にも前向きに取り組み、坂本道場の一員として坂本道場はもちろん、笹塚道場発展のため全力で突っ走っていきたいと思います。本当にありがとうございました。これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。押忍

嶋田沙織

嶋田沙織
新段位 初段
所属 足利
昇段審査日 2010年9月26日(日) 
審査会場 栃木県足利市立毛野中学校武道場
黒帯授与日 2010年11月



昇段レポート

 今回は、昇段審査を受けさせて頂きありがとうございます。茂木師範や阿部先生、川島先生、津久井先生、たくさんの方々のご指導のおかげで昇段することができました。
私は幼稚園のころから空手を習っています。兄が習っていて、楽しそうで始めましたが、練習についていけず、いつも「行きたくない。」と泣いていました。試合に出ても、いつも一回戦で負けてしまい、空手なんかやめたいと思っていました。小学校四年生のとき、日曜特練というのがあると知り、参加するようになりました。日曜特練は坂道を走ったり、ダッシュしたり、走るのが苦手な私にはとてもつらく特練に行くのが嫌でした。道場でのスパークリングもつらく大変でした。でも、日曜特練に参加するようになってから、阿部先生や津久井先生に、「強くなったな。」と言われるようになりました。それがうれしくて特練や普段の練習をがんばるようになりました。すると小学六年生の時、いつも一回戦負けだったのに試合で三位に入賞することができました。茂木師範やたくさんの方々にほめてもらい、すごくうれしかったです。それから、いつも以上に練習に力をいれるようになりました。気付くと空手に行くのが楽しくなっていて、「空手をやめたくない。もっと強くなりたい。」と思うようになっていました。そして、兄が黒帯になったのを見て、「私も黒帯になりたい。」と思うようになりました。
 審査当日、不安と緊張でドキドキでしたが応援してくださった、たくさんの方々のおかげでがんばることができました。極真空手を九年間近く続けて、あきらめず努力することの大切さなどを学びました。これから、「初段」という自覚をもち、がんばっていきますので、これからもご指導よろしくお願いします。押忍

木綿仁美

木綿仁美
新段位 初段
所属 足利
昇段審査日 2009年9月26日(日) 
審査会場 栃木県足利市立毛野中学校武道場
黒帯授与日 2010年11月



昇段レポート

 この度は、昇段審査を受けさせていただき、本当にありがとうございました。
私が極真空手に入門したのは小学校一年生の時でした。始めのころは、道場の中から聞こえてくる、皆の大きな声に少しおどろきました。 日々の稽古を重ね、試合にも出場しました。ほとんどの試合で、なかなか勝ちあがれず、悔しい思いをしたので、小学校六年生の時から特練に参加させていただきました。普段の練習とは違い、打たれ弱い自分にはとても辛く、泣く事もたくさんありましたが、周りの人たちにはげましていただいたので頑張ることが出来ました。
私は、組手は苦手ですが、型はとても興味があり好きです。型には組手とは違う緊張感があり、自分で一つの型を出来るようになった時が一番うれしいです。
今回の昇段審査では、やはり苦手な組手が一番不安でした。五人目位からは、息もあがり体が思いどおりに動かないので不安が倍増しましたが、今まで自分が積みかさねてきた事を思い、足を前へ前へ出し気合を入れて十人組手を完遂することが出来ました。安心のあまり泣いてしまいました。私が十人組手を完遂できたのは、本当に皆様の助けがあったからこそだと思います。
これからが、また私の新たな始まりだと思います。黒帯に恥じないように、また後輩達の手本に少しでもなれるように頑張ります。最後に、指導していただいた、阿部先生、津久井先生、川島先生、福富先生、三田さん、須藤さん、栗原さん、稲葉さん、一緒に練習して下さった道場生の皆さん、また茂木師範、本当にありがとうございました。押忍

須長里菜

須長里菜
新段位 初段
所属 足利
昇段審査日 2010年9月26日(日) 
審査会場 栃木県足利市立毛野中学校武道場
黒帯授与日 2010年11月



昇段レポート

 空手を始めて約10年がたちました。 「空手を習いたい!」と思った理由は、祖父が師範をしている道場の稽古風景を見学して「稽古は楽しそうだし、空手を習えば私も強くなれるんだろうなぁ」と思ったからです。
 いざ空手を習い始めてみると、「楽しそうだな」と思っていたはずの空手の稽古が意外につらく、道場に通い始めてわずか3-4回で行くのが嫌になりました。当時特に嫌いだった稽古が「組手」でした。私と同じくらいの年の子がとても強くて、その子と組手で当たるのが嫌で嫌で、いつも逃げていました。毎週土曜日の稽古に組手があり、組手の時間になるといつもその「強い子」と当たり、技ありをとられて泣いて負けの連続で、空手を習い始めて約1年がたったある日、「空手・・・やめたいな」と思うようになってしまいました。そして、その事を両親に相談したとき、母からはこんな答えが返ってきました。「強い子はなんで強いか分かる?人よりも倍以上練習しているからだよ。お前もその強い子に勝ちたかったら、その子よりももっと練習しなさい。」私は母のその言葉で「空手をやめたい」と思わなくなりました。「強くなりたい!と本気で思うから、その強い子よりもいっぱい練習して、いつかその子よりも強くなってやる!」と思いながら、以前よりも稽古を必死に頑張るようになりました。その気持ちは今でも変わりません。
 空手を習ってきて色々な思い出ができました。試合で準優勝をしたこと、落ち込んでいる時に一般の先生たちが話を聞いてくれたこと、一級や初段をとる時に経験した5人組手や10人組手など、たくさんあります。学んだこともたくさんあります。「人の嫌がる仕事はすすんでする」とか「勝ちたかったら人一倍練習する」など、師範や両親の言ってくれたことはどれも私の心に強く残っています。
 これからも空手を続けていく上で、いろいろな経験や学ぶことがたくさんあると思います。どんなに辛いことだとしても、「私にとって必要なことなんだ」と思って空手を続けていけたらいいなと思います。

郭山信一

郭山信一
新段位 初段
昇段審査日 2010年7月25日(日) 



昇段レポート

 この度は昇段審査受審の許可を頂き誠にありがとうございました。 諸派の空手道場が多くある中、私は空手を始めるなら極真空手と決めて、まずは身体をしっかり鍛えてからと近所のスポーツジムに通っていました。数年スポーツジムに通い、意を決して入会する為に港南台道場に向かいましたが、不安と恐怖で道場に進む階段を何日も何度となく、行ったり来たりしたのを懐かしく思います。最初の稽古では先輩方々の様に動けないどころか、基本、移動稽古で下半身が悲鳴を上げ、筋トレでは腹筋が筋肉痛となり、組み手稽古では叩きのめされ、自分自身が悔しくて情けなく、スポーツジムで鍛えたと思っていた身体はなんだったのだろうと自己嫌悪になったのを覚えております。
 それからは稽古を自分の日課とし、時間の許す限り道場に足を運び5年半近くが過ぎ、井上先生より昇段審査のお話を頂いた時は本当にうれしかったのですが、その際「今回の昇段審査は港南台道場最初の単独審査会で行います。」と言われ、普段一緒に稽古を行っている道場生や少年(少女)部の子供達、試合や道場のイベント等で談笑しているご父兄の皆さんの前で恥ずかしい所を見せられないという緊張と不安の中での審査となりました。
 基本、移動稽古、型審査と終わり、10人組み手では最後の一秒まで今までの稽古の全てを出し切って黒帯を取りに行くのだと、自分自身に言い聞かせて挑みました。1人目2人目と進み7人目を過ぎたあたりから身体が重くなってきましたが、ここからが試練であり昇段の審査なのだと気持ちを引き締めて組み手に向かいました。
 道場生、ご父兄の皆様の激励、声援に身守られながら、どうにか10人組み手を完遂する事ができ感無量でしたが、同時にこれからが正に勇往邁進のごとく、更に目標に向かって邁進し、後輩の見本となる様、努力しなければと強く肝に命じました。
 最後に、黒帯を締める事をお許し頂いた、坂本師範、井上先生、笹沼先生、諸先輩方々、稽古で一緒に汗を流し応援して下さった港南台道場の皆様、そして私を陰日向となって応援してくれている家族に、この場をお借りして感謝とお礼を申し上げます。
 今後更に心身共に練磨し極真の黒帯の名に恥じぬ様、精進して参りますので、引き続きご指導の程よろしくお願い致します。押忍

吉川正人

吉川正人
新段位 初段
所属 真岡
昇段審査日 2010年7月4日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年8月



昇段レポート

「極真空手」この空手の流派を横目に見ながら私の青春時代は過ぎていったと思います。史上最強の格闘技「空手」、その中でも頂点に君臨しているのが「極真」、TV番組でのドキュメントや空手選手椎大会を目にしては、その極真空手の凄まじさに息を飲み、「とても自分とはかけ離れた世界」と、憧れだけを胸に秘め年月は過ぎていくだけでした。
 歳月を重ね、私は父親になっていました。その年、小学校に入学する長男には、最近の子供の陰湿なイジメやゲーム三昧な学校生活を心配し、空手、「極真空手」を習わせようと妻と話し合いました。私はその時「極真でなければ意味がない」と、妻に話した事をよく覚えています。真岡道場に行くと元気な子供達が寒い中を稽古に励んでいました。そこで見た様子、複雑な基本の技がいくつもあり、はたして五才の息子に「極真空手」が出来るのだろうか?と言う思いになりました。そこで私も意を決しました。息子と一緒に何も分からぬ父親が頑張っていれば何とかなるだろう、と。
 こうして私も極真会館の門下生となったのでした。きつい稽古は当たり前、色帯を取り一般の部の稽古に参加するようになり、帯にこだわらない諸先輩方を目標に稽古に励みました。試合の経験を積み、他の好敵手達とも友情や絆を深める事が出来ました。今回の昇段審査の一環、「十人組手」の時は試合でともに戦い合った同士、苦楽を共にしている真岡道場の仲間、一度は拳を交えてみたかった先生達の洗礼を受け、組手の後は感無量でした。
 私もこうして極真の黒帯を締められる事になりました。真岡道場の責任者、古口先生の言う「黒帯を取ってからが修業の始まり。」を胸にこれからも極真空手の道を歩んで行こうと思います。

武田七海

武田七海
新段位 初段
所属 真岡
昇段審査日 2010年7月4日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年8月



昇段レポート

 このたびは、昇段審査を受けさせていただきまして、ありがとうございました。古口先生をはじめ、吉川指導員、河上指導員、諸先輩方のご指導により合格することができました。
 泣き虫だった私を「精神的に強くさせたい。」という、両親の思いから、6才の時に入門しました。入門したばかりの頃は、きちんと練習出来るだろうか、友達ができるだろうかなど不安で頭が一杯でした。しかし、稽古を積み重ねるうちに、友達もたくさんでき、道場に行くのが楽しみになっていました。
 一生懸命稽古した結果、小学3年生の交流試合で優勝することができた時は、とてもうれしく自分に自信がつきました。
 最近は、思い通りの試合が出来ず結果もあまり良くありませんが、一回一回の稽古を一生懸命に取り組み、これからの試合で良い結果が出せるようにしたいです。中学生になり、部活動が始まってしまい、なかなか稽古に行けませんが、勉強、部活、空手の三つを両立できるように頑張りたいです。これから「初段」という自覚を持って稽古に取り組んで行きたいです。

村岡綾香

村岡綾香
新段位 初段
所属 大平
昇段審査日 2010年6月20日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年8月



昇段レポート

 この度は、昇段審査の機会を与えて下さり有難うございました。
 極真空手を始めて6年になります。弟が先に極真空手を習っていて、「私も強くなりたい。」と思い入門しました。強くなりたいという理由だけで始めた空手は、思っていた以上に厳しく、稽古へ行く足が重くなり、稽古を休んでしまおうと思ったことが何度もありました。しかし、休んでしまっては絶対に強くなれないという気持ちがわいてきました。それにつらかったり苦しいのは自分だけではないのだと思うと、負けていられないという気持ちもわいてきました。
 極真空手に出会ってから、あきらめないで何事にも挑戦することが出来るようになりました。これは空手だけでなく、学業の方にも影響しました。極真空手をやって、自分自身体力的にも精神的にも成長できた気がします。
 最後に、この度昇段の機会を与えて下さいました茂木師範、ご指導いただいた諸先生方、諸先輩方、10人組手の相手をして下さった皆様、応援して下さった皆様、本当に有難うございました。これからも、初心を忘れず、黒帯として恥じぬように、日々精進していきたいと思います。押忍

梅本正

梅本正
新段位 初段
昇段審査日 2010年3月28日(日) 
審査会場 BUMB東京スポーツ文化館
黒帯授与日 2010年6月20日(日)



昇段レポート

 今回の昇段審査は我が69年の人生で最大の挑戦でした。このチャンスを与えて下さいました坂本師範はじめ諸先生方の寛大な気持ちにお礼申し上げます。
 私が入門したのは港南台道場開所式の翌日でした。会社を定年退職した後体調を崩し、健康回復にスポーツとの思いで門を叩きました。稽古初日からメタボの身体は悲鳴を上げました。情けないスタートでしたが気を取り直し道場通いを始めた事等振り返って見ると、走馬灯の如くあっという間の8年でした。
 今日迄挫折せず続けて来られたのは井上、笹沼両先生のコンビネーション良い指導、お会いするたびに激励の言葉をかけて頂いた坂本師範、周りに道場生仲間(チョイ悪親父達)が居た事等の後押しがあったからだと思います。
 汗だくの稽古を続けて来た結果、体調も回復し日常生活のリズムが良くなった事等もあり、ハードな稽古に心配していた家族にも理解され応援もあったりの最近です。稽古を通じて、何事も邪魔をしていたプライドというメッキも剥がされ、素の自分を出せる様になった事も空手効果かもしれません。
 今年正月あけ最初の稽古日に3月に初段審査を受けてはとの話があった時、まだまだ未熟な自分がナンデ?と思う戸惑いと不安がよぎり迷いました。(古稀を目の前にした自分にとって初段審査は夢のまた夢の舞台でしたから)しかし、「これからの人生でこんな緊張感を味わえ、自己表現が出来るチャンスがあるだろうか?イヤ無いだろう。」と思い、挑戦する事を決断しました。
 当日は送り出して頂いた先生方の思いと8年間稽古して来た思いを込め臨みました。
 今回の審査を受けるまでに導いて下さった井上先生、笹沼先生に心から感謝しお礼申し上げます。これから新たに目標を持ち帯に恥じない様稽古に精進、邁進して行く覚悟です。押忍

 

古川展司

古川展司
新段位 初段
所属 栃木
昇段審査日 2010年2月21日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年3月



昇段レポート

「やっとスタートラインに立つ」
 諦めていた昇級から昇段まで19年。思い返せば、小学4年から他流派の空手を始め、中学で黒帯を取得したものの、ずっと極真空手に憧れ続け、高校の時、国体選手選抜の決勝戦で不本意な判定に空手に対して失望してしまい「辞めたら、絶対に極真に移ろう!」と思っていた意欲も無くなり、いつの間にか空手から遠のいていました。
 東京に就職、勤務先までいつも回り道をし、池袋の本部道場の横を通り稽古中の気合を聞き、公園で内弟子達の自主トレを横目に、いつか自分も極真を!と思ってはいたものの、夜中まで仕事に終われる日々。やがて結婚、子供が生まれ、帰郷、新しい生活、まさかの離婚・・・。失意のどん底の中、以前から知り合いだった草階先生(現・新極真会)に「また、空手始めてみないか?」と声を掛けていただき、もう何も残っていない自分に空手が残っていた事に気付かされました。
 すぐに入会し、仕事後、定休日などは、稽古に没頭しました。やがて、極真会から新極真会に変わり、それ迄の長い月日の間、先生との色々な考えの行き違いを感じ退会しましたが、今ではとても感謝しています。
 そんな時に、連合会の福富先生に、「いつでも来られる時に来て稽古していいですよ!」と温かい言葉を掛けて頂き、その言葉に甘えて時々稽古に参加させて頂いているうちに、福富先生、茂木師範の、極真空手に対する思い入れ、人間性に魅かれ入会しました。
 前回の昇級審査にしても、仕事の都合で日曜に受審出来ない事を考慮して頂き、自分のためだけに通常の日に審査して頂き、諦めていた昇級も、そして、今回の昇段審査までも許可して頂き受審出来た事、本当に感謝しています。特に型、移動等は、元極真、新極真、連合会と、小さな変更点が有り、中々クセがついて覚えられませんでした。そんな中、御自身のお母様が急逝、仕事の調整、葬儀の準備に忙しいにもかかわらず、時間を割いて稽古して下さった福富先生には言葉で表わせない位感謝しています。
 そして、昇段のお許しを下さった茂木師範の寛大な心、気配り。一緒に稽古してくれた道場生、少年(少女)部またその父兄の皆様、感謝の言葉をあげたら、きりがありません。
 審査当日は、基本、移動、型は順調でしたが、最後の10人組手は、昼夜の仕事でスタミナ不足が露呈する、とても納得出来る内容ではありませんでした。最後まで、立っているのが、やっとでした。しかし、相手をして下さった諸先輩方々には、「突きをもっと出して!」「下段カットして!」「頑張って!」「ファイトだ!」と、声を掛けて頂き、ガードの空いた所を的確に攻めてくる、愛情溢れる?組手で、9人目では「あと一人ですよ!頑張って!」と、ラストでは「最後だから力を出し切って思いきり来てください!」と声を掛け、励ましながら相手をして下さいました。これが極真の昇段組手なんだと、自分の受けたダメージとは裏腹に感動し涙が出ました。
この昇段審査で、今迄以上に極真空手に対する思いが強くなり、素晴らしい先輩達と一緒に稽古出来る事が誇りとなり、励みになりました。まだやっとスタートラインに立てたばかりですが、福富先生、茂木師範に、社会人として、極真空手人として、少しでも近づける様精進したいと思います。そして生涯の修業を空手の道に通じ極真の道をまっとうしたいと思います。

川村俊

川村俊
新段位 初段
所属 栃木
昇段審査日 2010年2月21日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年3月



昇段レポート

 平成21年2月21日、私川村俊は昇段審査を受けることができました。極真空手の道場に入門してから11年がたちました。入門して以来教わる立場にあり黒帯を締めることは想像していませんでした。自分は本当に強くなっているのか、昇段審査を受ける力量があるのか審査に日が近づくにつれて不安な気持ちもありました。
 今私の仕事は、深夜勤務で休みは平日。稽古に出るのも週に一日程度で自分でも物足りなさを感じ自主トレをしていました。しかし一人では、できないことやわからないことがあることもしばしばありました。一回一回の稽古を大切にすることの重要性を痛感し、さらに審査の日が近くなれば道場の先生や、一緒に稽古をする先輩たちが一緒に残って時間ギリギリまで指導してくれました。不安は少しずつですがなくなっていき当日も自信をもって力いっぱいに審査を受けることができました。そしてまだまだ反省するところのある内容だったと思いますが支えて下さったみなさんのおかげで合格することができました。
 これから黒帯を締めることができますので強くなることはもちろん応援してくれた方々に恩返しができるようにがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。

大塚守男

大塚守男
新段位 初段
所属 栃木
昇段審査日 2010年2月21日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年3月



昇段レポート

 この度は、初段審査をお許し頂きありがとうございました。私が空手を始めたのは44才の時でした。その年の1月に、当時勤務していた(株)第一住宅の社長、現会長の海老沼会長が新年会の舞台で演武する姿を拝見し、私にもできるだろうか?やってみたいという思いに駆られ会長のもとへお願いに上がりました。
 その半年後に、立派な道場を新築して頂き通いやすい立地でもあり、設備も充実していて思い切り稽古することができました。人生で初めて空手を習い、何も分からない私に親切に分かりやすく教えて下さった福富先生との出会いにほんとうに感謝しております。それから大勢の諸先輩方、同じ道場生の方々にも沢山の事を教えて頂きました。初めは格好がいいから入門しましたが、少しずつ考え方が変わっていきました。武道精神と極真「武道」とは、厳しい自己修練を課し、その奥義を極めることによって自己の人格形成、すなわち人間としての正しい道を極めることを目指すもの」と記されています。私にとって、今後の生き方・人との接し方・礼儀作法を学ぶ上で極真空手は無くてはならないものになると思います。極真空手に入門するきっかけを作って下さった海老沼会長に本当に感謝いたします。そしてこれからがスタートでありますので、福富先生始め栃木支部のさきがけ茂木師範の教えを守り求道を続けてまいりたいと思います。
 そして坂本師範の70人組手にはほんとうに感謝いたしました。私と同年代でありながらあそこまでできるものなのか、勇気そして希望をいただきました。今後の人生において様々な苦難が向かって来ると思いますが、極真精神で勝って行きたいと思います。本当に有難うございました。押忍

村岡雄太

村岡雄太
新段位 初段
所属 大平
昇段審査日 2010年2月21日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年3月



昇段レポート

 この度は昇段審査の受審の機会を与えて頂き有難うございました。
極真空手を始めて5 年が過ぎました。精神面や体力面を鍛えるために何かスポーツをしようと考えていた時に大平の武道場で空手をやっていることを知り見学をさせてもらったのが始めたきっかけです。「皆とても覇気があり強そうだな。僕も強くなれるかな。ちょっと怖いな」。と思いました。
 入門し練習をしていくうちに恐怖心は消え、逆に胴着を着て空手の稽古をするのが楽しみになりました。始めた頃は基本の意味など考えずにやっていましたが、師範や先生方から、「基本をきちんとやらないと組手は強くならない」と教わりました。今では基本の突きや受けなど考えながら、練習をしています。
 しかし極真空手の稽古はとても厳しいです。特に組手は悔しい思いを何度もしてきました。練習や試合などで負け、空手をやめようかと思ったことも何度かありました。その様な時は、初めて空手をやった時のことを思い出しました。胴着を着て空手の練習に行くことが楽しみだった頃のことを思い出しました。悔しさをバネに練習し試合に勝った時程うれしいことはありませんでした。
 空手以外でも、悔しいことやつらいことがあります。その時は試合で勝った時の嬉しさを思い出して立ち向かっています。極真空手を始めたおかげで、精神面や体力面が鍛えられました。黒帯を締めることは、人の上に立つことです。人の上に立つからには、まだまだ未熟ですがこれからもっと日々精進していきたいと思っています。最後に、茂木師範、諸先生方諸先輩方ありがとうございました。押忍

岡田旭人

岡田旭人
新段位 初段
所属 佐野
昇段審査日 2010年2月21日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年3月



昇段レポート

 自分が空手を始めたきっかけは、遊び場の近くで道場の看板を見てかっこいいなと思い、母に頼んで道場見学に行ったのが始まりでした。 型の練習、組手、先輩達の稽古を見て、自分みたいとすぐに思いました。
 道着の袖を通した時、すごくうれしくて何回も鏡の前で自分の姿を見て喜んでいた事を思い出します。空手の練習はきつく、型、移動稽古はすごく疲れて、組手はとても怖かったです。交流試合に出場しても勝てず自分には「素質」がないんだ。もう痛い思いはしたくない。と何回も空手を辞める事を考えました。でも、途中で逃げ出したり、なげてしまったら恥ずかしい、そして何よりも自分のためにならないと思い、5年間頑張ってきました。極真空手を習っているのだから強くならなくてはいけないと思い、組手中心の練習をしてきました。
 でも、今回昇段審査を受ける際、自分の考えが間違っている事に気付きました。茂木師範に型、移動稽古など基本から徹底的に鍛え直してもらう事で、基本の重要さ大切さを改めて知る事が出来ました。その重要性を自分の後輩達にも教えていきたいと思います。
 改めてこれまで御指導下さった茂木師範、早乙女先生、各道場の先生、そして道場生の皆様、本当にありがとうございました。これからは、黒帯の責任と自覚を持ち、佐野道場、お世話になった各道場に恩返しするつもりで頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。押忍

岡田 好恵

岡田 好恵
新段位 初段
所属 佐野
昇段審査日 2010年2月21日(日) 
審査会場 栃木県
黒帯授与日 2010年3月



昇段レポート

 初めに、昇段審査を受けるまでにご指導くださった茂木師範や、優しく時には厳しく指導して下さった先生方に心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 小学校4年生の時、母に連れられて佐野道場に見学に行き、初めて見る空手に驚きと楽しさを感じました。自分の気持ちの中に、「やってみたい。」と言う興味がわいてきたことを今でもはっきり覚えています。私は、迷う事なく入門を決めました。
 稽古は思っていた以上に厳しく、何も分からなかったので無我夢中でみんなについて行った気がします。初めて出場した交流試合、自分の弱さに悔しさがこみ上げ、ずっと泣いていた事を思い出します。それからの私は、必ず勝つと自分を奮い立たせ、厳しい特別練習にも参加しました。先生方や先輩とやる組手は、小学生の私にとってはとても恐怖でした。道場の入口の前で何度も「よし。」と気合いを入れて道場に入りました。辛い稽古を乗り越えて初めて手にしたトロフィーは、本当にうれしかったです。
 私が今思うことは、頑張って空手を続けていてよかったということです。空手を通して学んだことはこれからの自分にとって必ずプラスになると考えます。「自分は強くなる」と新たに決意し自身を高みへ導くよう日々努力をしたいと思います。
 そして、お世話になった茂木師範、早乙女先生、各道場の先生方や練習生の皆様に少しでも恩返し出来るよう、一つの目標を持ち頑張っていきたいと思います。
 最後になりますが、今まで支えて下さった茂木師範、先生方に感謝の気持ちを述べたいと思います。本当にありがとうございました。これからもご指導のほどよろしくお願い致します。押忍

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